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【JALUX】長期発行体,発行登録債新規:BBB/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0587

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http://www.jcr.co.jp

16- D- 0587 201 6 年 10 月 12 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社 J AL UX

(証券コード:2729)

【新規】

長期発行体格付 BBB

格付の見通し 安定的

発行登録債予備格付 BBB ■ 格付事由

(1) 航空、空港関連分野に強みを持つ商社。日本航空の子会社として設立され、07年 3月以降は双日(16年 3 月末議決権所有割合 22. 3%)、日本航空(同 21. 5%)の持分法適用関連会社となっている。航空機部品 や農水産物の輸入をはじめ空港店舗、不動産、保険代理店など多様な事業を手掛け、現在は空港店舗を中 心 と し た リ テ ー ル 事 業 が 収 益 の 柱 と な っ て い る 。 ま た 、 売 上 高 は 日 本 航 空 グ ル ー プ と の 取 引 シ ェ ア が 16/ 3 期 6.6%であり、同グループに偏らない構造となっている。

(2) 航空、空港といった新規参入が限定的でニッチな分野で堅固な事業ポジションを構築している。収益基盤 は安定しており、景気後退局面でも底堅い収益力を発揮すると考える。近時の業績は羽田空港、成田空港 の発着枠拡大に伴う航空旅客数の増加などを背景に好調に推移してきたものの、けん引役のリテール事業 がインバウンド消費の減速により、足元伸び悩みを見せており、先行きには注視が必要である。財務指標 は良好である。メインバンクを始め取引銀行との関係は安定しており、資金繰りについても特段の懸念は ない。以上より、長期発行体格付を「BBB」、見通しを「安定的」とした。

(3) 16 年 5月に新・中期経営計画「Next Stage 2020」を公表した。収益基盤の拡大、新たなコア事業の創出 と育成、事業ポートフォリオの最適化を掲げ、21/ 3 期経常利益 80 億円と16/ 3 期実績の 2 倍の水準を目 標としている。特に、長期的な成長が見込まれる航空機関連市場や需要変動の小さい食品市場において、 比較的安定した収益を積み上げ、リテール事業以外の収益源を拡充できるかフォローしていく。

(4) 16/ 3 期経常利益は 39. 3 億円(前期比 46. 6%増)となり、これまでの最高益の 07/ 3 期 35 億円を上回った。 17/ 3 期はライフサービスやフーズ・ビバレッジ事業が堅調に推移し、経常利益 43億円(同 9. 2%増)と 4 期連続の増益予想である。ただ、インバウンド消費に陰りがみられる。高額品販売の減少など客単価が 低下して おり、リテール事業が弱含 んでいることには留意した い。一方、財務面では 13/ 3 期末以降、 40%台の自己資本比率と実質無借金を維持している。当面の投資活動はキャッシュフローの範囲内と想定 され、現状の財務構成は維持可能と考えられる。

(担当)水川 雅義・小野 正志 ■ 格付対象

発行体:株式会社 J AL UX 【新規】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 BBB 安定的

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

発行登録債 200 億円 2016 年 10 月 12 日から 2 年間 BBB

【参考】

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 10 月 7 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:水川 雅義

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付関連情報」に「信用格付の種

類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http: / / www. jcr. co. jp)の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 株式会社 J A L UX

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

・ 格付関係者が提供した格付対象の商品内容に関する書類

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページ(http: / / www. jcr. co. jp/ en)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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